不登校ママからのご質問です。
甘える子どものリクエストには応えるべきか否かというならば、どちらでもいいと思います。
そんなにがんばらなくても、あんまり忙しかったり、正直、邪魔くさかったら断ってもいいだろうし、でもやりたかったらやればいいです。
やり過ぎたら、お金かかりますがね(笑)
ただ、御自身でもぶっちゃけてらっしゃいますが、
本音を言うと、「これだけお母さんが応援しているのに、いつになったら学校に行くんだ?
お母さんは、あなたのことこんなに一生懸命に考えているんだから、もうちょっとあなたも考えたらどうなの?」と心はざわついています。
このように、子どもに対して、見返りを求めながらするのは、200%なんにも返ってきません。
さらに、子どもに学校に行くことを期待するのは、子どもにとっては、かなり負担になります。
ですから、見返りを求めずに、やりたければやってあげたらいいです。
で、そのうち、「お母さんはあてにならない」と思うようになれば、親離れしますから、そのタイミングでしっかり子離れすればよいです。
たとえば、うちの子が、高校1年生のとき(五月雨不登校時代)に、日曜日部活に行ったと思ったら家に忘れものを取りに帰ってきました。
卓球部に入っていたのですが、練習試合を撮影するための三脚を取りに、電車に乗って片道40分の道のりを帰ってきたのです。
今なら、スマホで撮るんですが、そのころはデジタルビデオカメラで撮影していましたから、それを固定させるために、三脚が必要だったのです。
私は、息子が「三脚どこ?」と頼ってくれたことや、彼の働きに私もまた貢献できるかと思うと嬉しく思い、急いで用意し、きっととんぼ帰りでこれを持っていったら、さぞや「でかした!國本!」とみんなに褒められるに違いないと期待しました。
そして帰ってきた息子に、さっそく「どうだった!?」と聞くと、「使われへんかった」と言いました。
なんと、カメラと三脚をつなぐ、ジョイント部品が入っていなかったのです!!
ごめーーーん!!!!
私は子どもに貢献するどころか、子どもの手柄を台無しにしてしまいました。
きっとこれで「オカンはあてにならん」を決定づけたことでしょう。
というわけで、そんな私が身をもって、「子どものリクエストには応えるべきでしょうか?自分のことは自分でさせた方がよいでしょうか?」というご質問にお答えするならば、『子どものリクエスト(期待)に応えてあげてもいいけれど「その代わりに学校にいきなさいよ」と、期待してもムダですよ』です。
そして、子どもがこのように思うようになれば、もうお母さんに「あれして、これして」は言わなくなります。
- 親はあてにならない。
- 下手に親に動かれるとめんどくさい。
- しかし不器用ながらも、愛を向けてくれている。
- 言えば、動いてくれるときもあるし、動いてくれないときもある。
3つめの、「不器用ながらも、愛を向けてくれている」は、40年くらいたってから伝わることもあります。
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