ちょうど1年前の記事が上がってきたので、再アップします。
あさイチで、不登校特集をしていました。(2023年8月30日放送)
『いま、”親として向き合う”不登校』
UMIの卒業生さんが出るって聞いていたので、ちょっとだけかなと思ったら・・・!
ガッツリ出ててびっくり!
不登校家庭の当事者のハナシ
不登校の小中学生は、昨年度24万人を超えたそうです。
高校でも長期欠席の生徒が約11万8千人。
しかし、高校は途中でやめると「不登校」にはならないので、実際のところはわかりません。
文科省の「不登校」の定義
「年度間に連続又は断続して30日以上欠席した児童生徒」のうち「何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、児童生徒が登校しないあるいはしたくともできない状況にある者(ただし、『病気』や『経済的理由』による者を除く)」
また「保護者の教育に関する考え方、無理解・無関心、家族の介護、家事手伝いなどの家庭の事情から長期欠席している者」は不登校には該当しない
スタジオには、お子さんが不登校になった体験をしたタレントの松居直美さんと、ご自身が不登校経験がある宮本亜門さんが出演されてました。
松居直美さんは、時折涙を浮かべてらっしゃって、当時を思い出されたのか本当にしんどかったんだなあと思いました。
「不登校」学校には、無理に行かせた方がいい?
親としたら、やっぱり行って欲しいわけで、
- 一回休んだら休みグセがつくんじゃないか?とか、
- 行けば楽しいことあるよとか、
- (なおちゃんも言ってたけど)細くでも繋がっていて欲しいとか、
思って、なだめすかして行かせようとするのです。
なおちゃんは、スタンプカード作って、シールが貯まったらゲームの時間を延長できる方式をとったそうです。
しかし、経験者700人に聞いたアンケート結果はこうなりました。
↓↓
- 後悔したことは「学校を無理やりに行かせたこと」
- よかったことは「学校に行かせるのをやめたこと」
松居直美さんも、
ある日「本当は学校に行きたくないんじゃないの?」と聞くと、ワーッて泣き出しました。
どこかで「お母さんのために行こう」という気持ちを持っていたのかな?
学校に行くと言った時に、私が嬉しそうな顔をしていたので、そこまで追い詰められてたんだと反省しました。(松居直美さん)
宮本亜門さんは、
父親に『普通は行けるのになんでお前は普通じゃないんだ』とか、『このままダメになっちゃうんじゃないか』と言われた。
母親に、なんで学校に行かないといけないの?って聞いたら『そんな分からない事聞かないで。みんな行ってるんだから』って言われて、ああ…自分が脱落者だと味わってしまった。
不登校のせいで家庭はぐちゃぐちゃになり、両親も大げんかという状況に。
それでお袋が疲れ切って『もういいわ、あんた、学校行かなくていいわ』って言って。
その時に生きていけるかもって思った。(宮本亜門さん)
不登校新聞の石井志昂編集長も、
休みたいというのは、追いつめられた状態。
自分でもわからないのに、原因探しをされるのは嫌。
行かせるリスクより、行かないリスクの方が低い。(不登校新聞の石井志昂編集長)
もう結論出てますよね。
不登校の子どもを無理に学校に行かせない。
不登校解決の鍵は「お母さんがゴキゲンでいること」
なおちゃんも、娘ちゃんに学校に行かなくてもいいよって言いました。
そして「学校に行っても行かなくても、娘は娘だし、私の大切な娘に変わりはない」って気づいちゃったんだそうです。
これってUMIの学びが生かされたな、と思いました。
関連記事→UMIマスターコース
そして、なおちゃんは、なおちゃん自身が気分よく過ごせることを優先しました。
- 食事は、旦那さんや娘ちゃんが好きなメニューではなく、自分が食べたいものを作り、
- コンビニでは高いと思って我慢してたカフェラテを選び、
- 一番風呂に入り
- イライラする日には、景色のいいお気に入りの場所で、1人で過ごす時間を大事にする。
すると、なおちゃんが気分よくいるので、周りの旦那さんや娘ちゃんまでもが気分よくいられるようになります。
結果、娘ちゃんがなんとなくお母さんに話がしやすくなったそうで、自分から「工作がしたい」って言い出したんだそうです!
あれしたい、これしたいって動きだしました!
娘がやったことのないことをやりたいと言い始めたのは、私がいろいろやるようになって、私の雰囲気が変わってきたからじゃないかな。
じゃあ娘もやりたいんだったら、私が手伝えることだったらやらせてあげようと思った。
必然的に子どもは自分で考えるしかない
自分で一生懸命考えて自分で向き合う時間を持ったからこそ、「うん行こう」と切り替えることができたと思う。
その後、見守ること2年。
いまでは、自分で選んだ中学校に通っているそうです!
さて子ども本人は、この2年間どう思っていたんだろう?
不登校中の子どもの本音
不登校って、行ったり行かなかったり、五月雨登校の子が多いです。
なおちゃんちの娘ちゃんも、夏休み明けに行きたくないって言って3学期から行きだしました。
それは、
これ以上休んだらいろいろとヤバいと思ったので行きました。
母の圧とお友達の関わりも途切れそうな気がして行かなきゃと思って
母の圧については、
はあああああああああ~!?!?!?
鬼ばばあああ!!!
と思っていました。
それと同時に行かないことへの罪悪感はあったような気がします。
いいなあ!
「鬼ばばあああ!!!」と言えちゃうところがいい!!
ちなみに、去年の夏、なおちゃん親子の手相を拝見しました。
なおちゃんは変形ますかけ線でとても強い人。
「母の圧」もすごかっただろうなと、想像しました(笑)
そのとき、なおちゃんはこんなこと言ってます。
「一発逆転好き」
↓↓
人生、スリルとサスペンスの連続です。
子どもが学校に行くかどうかのスリルと、自分は何が好きかわからなくなるサスペンス。
ファミリー劇場が展開されました!!
不登校は親の学びになる
番組では、もう1人不登校に悩んだお父さんが出ておられましたが、
「子どもの心配より周りの目を気にした」と仰ってました。
不登校は悪いこと思ったり、原因探しを「外」にしているうちは、子どもの声は聞こえません。
ですが、ちょっと視点がずれたすきに、
なおちゃんみたいに「自分を大切にしていない事」に気づいたり、このお父さんのように「自分のエゴ」に気づいたり、自分のもともと持っている問題が浮かび上がるのです。
ということは、親が見て見ぬしている自分の問題を、子どもが「不登校」という事柄を通して見せてくれているのです。
「不登校」も「子ども」も問題じゃない。「親の心」が問題なのです。
番組では、ここまで言ってないけど、
- 私自身が当事者だから、
- 5,000人以上の手相を見た中には、不登校に悩む親子さんが大勢いたから、
- お母さんが自分の心に向き合うと、不登校問題を解決した受講生が大勢いるから
不登校は勇気ある選択。
今は、普通校だけではなく、フリースクールをはじめとする子ども達の居場所はたくさんあります。
私が不登校になったとき、ピタリと登校の意欲が消え失せたとき、「ああもう、人生が詰んだ」と思っていました。
あれから20年、不登校だったたくさんの友人や取材で出会った人たちを見ると、一つの結論に至りました。
不登校したあと、どうなるのか、それはふつうのおじさんとおばさんになっている、ということです。
成しえる人でもなく、何もできない人でもなく、一生懸命、生活のためになんやかんやと忙しくしている人。
どこからどう考えても、ふつうのおじさん、おばさんたち。
学校へ行こうが行くまいが、時間を経て人は変わっていく。
だからいま、行きたくない人、そしてその親の方に伝えたい。
不登校しても大丈夫。なんとかなる。
不登校しても大丈夫
それでもあれだけ協力的なのは、家族が同じ方向を向いているからでしょう。
最初に取材のお話を頂いた時、
太ってるから恥ずかしいしとか
私の取材して何か意味があるのか?とか
取材を受けない理由が何個も浮かんできてたんだけど
それって、完全に自分の方を向いてるよねって思ったんです
なので、
私を支えて下さった全ての方へ感謝の気持ちと
誰かのお役に立てるならという想いで
やっちまったことや
不安に思っていたこと
どうやって乗り越えてきたか・・・
などなどをお話させて頂きました。
不登校のお子さんがいらっしゃらなくても
子育て中の方や
自分らしく生きていない感じがある方などにも
何かしら参考にしていただける部分もあるかと思いますので
お時間合いましたら、ご覧いただけると嬉しいです
少しでも多くの方に届きますように
不登校しても大丈夫
スタートだから、ここで落ち着いていないで、ここからすることがあります!
この言葉に安心して、子どもに余計なマイナスエネルギーを向けるのをやめたら、次やることは、ご自分の心に向き合うことです。
それで必ず、不登校は問題ではなくなります。
ぜひ、UMIマスターコースで一緒に、解決していきましょう!