2泊3日で、富士山が間近に見える河口湖に行ってきました。
しかし富士山には登りません。
お風呂から富士山が見えるゴキゲンなホテルに泊まって
(誰もいなくて貸し切り状態だったのでスマホでパシャ)
目的は「樹海」です。
「樹海に行く」と言うと
たいていの人が「なんでまた!?」と言います。
なんでわざわざそんな怖いところに行くのか?
何か悩みごとがあるのか?
という意味ですね(笑)
私も「樹海」といえば、松本清張の小説のイメージがあり(読んでないけど)
コンパスが狂ったり、入ったら出て来れないんじゃないかと思っていたのですが、
コンパス、効きます。
スマホの電波も飛んでます。
歩道がちゃんとできています。
ブラタモリで、タモリさんも行ってました。
校外学習で樹海散策する学校もあります。
ほら、素敵なポスターも。
↓↓
自由に散策できるトラッキングコースもあるけれど、
やっぱりガイドさんに色々教えてもらいながら
普通では行けない場所にも案内してもらう方が面白いと思って、
樹海ツアーに申し込みました。
冨士エコツアーさんの青木ヶ原樹海・洞窟探検・プレミアムBコース
お客さんは私たちだけだったので、ガイドの志村さんを独占!
志村さんは、ブラタモリのときにタモリさんを案内された方で、
地元に育った樹海をこよなく愛する人。
元々東京でジュエリーデザイナーをされていたそうで、根っからの石好き^^
こんな方のガイドが、面白くないわけないじゃないですか!
あ、一緒に行ったのは妹。
そもそも、この妹の友達が1か月前に行ってきて、
めっちゃよかったー!!!と絶賛したものだから、
この目で確かめよう!とはるばるやってきたのです。
山の天気は変わりやすく、霧に包まれているのが常なのに
この日は、よいお天気に恵まれました。
今まで数えきれないほど樹海に入った志村さんも、
「なかなかないです、珍しいです!」と
コーフン気味に仰るものだから、
「あたしのおかげやで」と恩を着せあう。
きのこや、いろんな植物のこと教えてもらい
「まとまって生えているのは、
動物がきらいな匂いを発しているから食べられていなんですよー」とか
「この木の傷は、熊がひっかいた爪痕なんですよー」とか
「樹海の木は下枝がないから、ロープ掛けるとこないでしょー」とか。
(-_-;)ホンマや!
洞窟にも連れていってもらいました。
「鳴沢コウモリ穴」
この奥の曲がったところに、コウモリがいるらしく
真っ暗な中を行き来しているそうです。
試しにライトを消してみると、
ほんとうに真っ暗。
なんにも見えません。
これって・・・
清水寺の『胎内めぐり』と一緒です!!
お母さんのお腹の中にいるような感覚です。
なにしろ、ここは富士山の裾野ですから
ご神気さえを感じます。
ここから出たらリボーンですね!
続いて「本栖風穴」「富士風穴」とめぐりましたが、
気温、湿度、太陽の角度がピッタリ合わないと見ることが出来ない「天使の梯子」が目の前にあらわれました。
「富士風穴」は、全長230m以上あり、天井高5mの巨大洞窟です。
下に下りるための梯子は、明治時代のを修理しながら使っているそうです。
そこは1年中気温が0~4℃の世界。
天井から地下水が滴り落ち、足元に氷の柱ができています。
これを氷筍(ひょうじゅん)と言います。
明治時代に、この0~4℃の洞窟内で
蚕の卵を冷蔵保存していたんだそうです。
卵は、地上に出すと暖かい春が来たと思って勘違いして幼虫になるので、
そのおかげで、絹織物の輸出を安定供給できたわけです。
明治から昭和初期にかけて
日本は世界一の生糸輸出国で、
山梨はその産地トップクラスに入っていました。
こんなのを見つけました。
山梨県立博物館所蔵甲州文庫
明治36年の富士風穴略説です。
この梯子、これ!?
↓↓
樹海の地下洞窟で
100年前の日本経済を知ることになるなんて!
養蚕業はここで暮らす人々の生活を潤し
「甲州財閥」があらわれました。
その中の一人堀内良平氏は、富士急電鉄の創業者です。
やっぱ、ここスゴイとこじゃないですか!
まさに、この場所が日本の産業を支えていたのですから!!
結論:樹海ってスゴイ!
日本を支え、財閥を生み出したところだった!!
ところで
「樹海」っていう名前のを由来を知っていますか?
これがまたロマンチックでねぇ
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