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Channel: 手相で見つける私の人生の歩き方|國本ヒロミ
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青木ヶ原樹海に入ってきました ① 財閥編

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こんにちは、國本弘美です。
 

2泊3日で、富士山が間近に見える河口湖に行ってきました。
 

 

しかし富士山には登りません。

 

お風呂から富士山が見えるゴキゲンなホテルに泊まって

 

(誰もいなくて貸し切り状態だったのでスマホでパシャ)

 

目的は「樹海」です。

 

 


「樹海に行く」と言うと

 

たいていの人が「なんでまた!?」と言います。

 

なんでわざわざそんな怖いところに行くのか?

何か悩みごとがあるのか?

 

という意味ですね(笑)


私も「樹海」といえば、松本清張の小説のイメージがあり(読んでないけど)

 

コンパスが狂ったり、入ったら出て来れないんじゃないかと思っていたのですが、


コンパス、効きます。

スマホの電波も飛んでます。

歩道がちゃんとできています。

ブラタモリで、タモリさんも行ってました。

校外学習で樹海散策する学校もあります。

 

ほら、素敵なポスターも。
↓↓

 


(富士急トラベル2019年)

 

自由に散策できるトラッキングコースもあるけれど、

やっぱりガイドさんに色々教えてもらいながら

 

普通では行けない場所にも案内してもらう方が面白いと思って、

樹海ツアーに申し込みました。


冨士エコツアーさんの青木ヶ原樹海・洞窟探検・プレミアムBコース


お客さんは私たちだけだったので、ガイドの志村さんを独占!

 

 

志村さんは、ブラタモリのときにタモリさんを案内された方で、


地元に育った樹海をこよなく愛する人。

 

元々東京でジュエリーデザイナーをされていたそうで、根っからの石好き^^

 

こんな方のガイドが、面白くないわけないじゃないですか!


あ、一緒に行ったのは妹。

 

そもそも、この妹の友達が1か月前に行ってきて、

 

めっちゃよかったー!!!と絶賛したものだから、

 

この目で確かめよう!とはるばるやってきたのです。

 

山の天気は変わりやすく、霧に包まれているのが常なのに

 

この日は、よいお天気に恵まれました。

 

今まで数えきれないほど樹海に入った志村さんも、

 

「なかなかないです、珍しいです!」と

 

コーフン気味に仰るものだから、

 

「あたしのおかげやで」と恩を着せあう。

 

 

 

きのこや、いろんな植物のこと教えてもらい

 

「まとまって生えているのは、

 

動物がきらいな匂いを発しているから食べられていなんですよー」とか

 

「この木の傷は、熊がひっかいた爪痕なんですよー」とか

 

「樹海の木は下枝がないから、ロープ掛けるとこないでしょー」とか。

 

(-_-;)ホンマや!

 

洞窟にも連れていってもらいました。

 

「鳴沢コウモリ穴」

 

 

 

この奥の曲がったところに、コウモリがいるらしく

 

真っ暗な中を行き来しているそうです。

 

試しにライトを消してみると、

 

ほんとうに真っ暗。

 

なんにも見えません。

 

これって・・・

 

清水寺の『胎内めぐり』と一緒です!!


お母さんのお腹の中にいるような感覚です。

 

なにしろ、ここは富士山の裾野ですから

 

ご神気さえを感じます。

 

ここから出たらリボーンですね!

 

 

続いて「本栖風穴」「富士風穴」とめぐりましたが、

 

気温、湿度、太陽の角度がピッタリ合わないと見ることが出来ない「天使の梯子」が目の前にあらわれました。

 

 

 

 

 

「富士風穴」は、全長230m以上あり、天井高5mの巨大洞窟です。

 

 

下に下りるための梯子は、明治時代のを修理しながら使っているそうです。

 

そこは1年中気温が0~4℃の世界。

 

天井から地下水が滴り落ち、足元に氷の柱ができています。

 

これを氷筍(ひょうじゅん)と言います。

 

 

 

明治時代に、この0~4℃の洞窟内で

 

蚕の卵を冷蔵保存していたんだそうです。

 

卵は、地上に出すと暖かい春が来たと思って勘違いして幼虫になるので、
 

そのおかげで、絹織物の輸出を安定供給できたわけです。

 

明治から昭和初期にかけて

 

日本は世界一の生糸輸出国で、

山梨はその産地トップクラスに入っていました。



こんなのを見つけました。

山梨県立博物館所蔵甲州文庫


明治36年の富士風穴略説です。

 

 

この梯子、これ!?

↓↓

 

 

樹海の地下洞窟で

 

100年前の日本経済を知ることになるなんて!

 

 

養蚕業はここで暮らす人々の生活を潤し

 

「甲州財閥」があらわれました。

 

その中の一人堀内良平氏は、富士急電鉄の創業者です。

 

 

やっぱ、ここスゴイとこじゃないですか!

 

まさに、この場所が日本の産業を支えていたのですから!!

 

 

 

結論:樹海ってスゴイ!

 

日本を支え、財閥を生み出したところだった!!

 

 

ところで

 

「樹海」っていう名前のを由来を知っていますか?

 

これがまたロマンチックでねぇ

 

次回に続きます・・・
 

 

 

 

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