こんにちは、國本ひろみです。
ないた あかおに (絵本・日本むかし話) Amazon |
村人達と仲良くなりたい赤鬼がいました。
「心のやさしい鬼のうちです。どなたでもおいでください。
おいしいお菓子がございます。お茶も沸かしてございます。」
という立て札を書き、家の前に立てておきました。
しかし、やはり鬼の家には、誰も来ません。
腹を立てた赤鬼は、立て札をへし折ってしまいました。
そこで友達の青鬼が、悪役を買ってでました。
「ぼくをやっつけたら、村の人達は、君がどんなに良い、優しい鬼かわかってくれるよ」
二人はわざと戦い、赤鬼になぐらた青鬼は、逃げて行きました。
それを見ていた村の人達は、
赤鬼は強くて優しいいい鬼だと思い、
家に遊びに来てくれるようになりました。
しかし、青鬼はもう二度と赤鬼のもとに戻ることはありませんでした。
「赤鬼くん、人間たちと仲良くして、楽しく暮らしてください。
もし、ぼくが、このまま君と付き合っていると、君も悪い鬼だと思われるかもしれません。
それで、ぼくは、旅に出るけれども、いつまでも君を忘れません。
さようなら、体を大事にしてください。ぼくはどこまでも君の友達です。」
赤鬼は涙を流して泣きました。
※ ※ ※ ※
赤鬼くん、最近どうですか?
人間とは、その後、仲良くしていますか?
「はあ、まあ。」
相変わらず、優しくにこにこして、お茶やお菓子をふるまってるの?
「ええ、まあ」
青鬼くんからは、連絡あった?
「ないです・・・。」
どうしてるのかなー。
「ぼくのために、悪者にさせてしまって、ものすごくつらいです。
ぼくはなんで彼の提案を受け入れてしまったんだろう・・・(T_T)」
手ぇ見せてくれる?
感情線の先がたくさん枝分かれしているね。
よく気が付いて、社交的だし、人を喜ばせるのが得意なタイプ。
だけど、やりすぎは禁物です。
確かに最初は、みんなに理解してもらうために、頑張っただろうけれど、
今はもうそんなに頑張らなくてもいいと思うよ。
みんなは、君が、
「優しい鬼だから」
「お茶やお菓子を出してくれる、感じのいい人だから」
「悪い鬼をやっつける、良い鬼だから」
遊びに来てくれるわけじゃないよ。
そんなに気を使わなくても、みんなは赤鬼さんのこと、好きだよ。
お茶もお菓子は、なかったらないでいいし、頼まれごとは、いやだったら断ったらいいし、青鬼くんのことも、あんまり気になるのだったら、カミングアウトしてもいいかもよ。
「そんなことしたら、またひとりぼっちになる」
ならないよー^^
ためしにやってごらん^^
君が村の人達と仲良くなりたかったのは、誰かをもっともっと喜ばしたくて、もっともっと役に立ちたかったからじゃないの?
鬼だからと、ただ見た目で判断するんじゃなくて、心でつながりあう友達が欲しかったんじゃないの?
それは、きっと青鬼くんも一緒。
君の役に立ちたいと、君を本当の友達だと思ったからこそ、悪役を買って出た。
その気持ちをしっかり受け取ってあげたらいいね。
君が自分を加害者と思ってる限り、相手は被害者になるんだよ。
青鬼くんは、被害者か!?
そんなこと言ったら、青鬼くん、ショックじゃないかな。
「僕は、自分のことしか考えていなかった。
だから、誰もわかってくれないと思い、立て札をへし折りヤケになった。
本当は、こんなにも僕のことを思ってくれている友達がいるのにさ。
今だって、とてもしあわせに人間たちと暮らしてる。
ああ、それもこれも彼のおかげだった!
心の友よ~~青鬼く~~~ん、ありがとう~~~!!(T_T)」
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