計画的な行動ができ、自分がいなくなっても財産が残せる人の手相はこういう手相です。
まっすぐで長い頭脳線は、目的達成のためにしっかり計画立てて行動できる人です。
そのため、ぜったいに出来ると信じてあきらめない粘り強さを持っています。
こういった人の多くは、はっきりとした財運線があり、お金ももちろんですが、自分がいなくなったあとにも、残せる財産が作れます。
書画、絵画などの作品や、会社、子どももそうです。
たとえば、絵本の登場人物に例えるならば、この本のお母さんがそうでしょう。
絵本で学ぶ手相の見方
赤ちゃんを身ごもったまま、亡くなったお母さんが、お墓の中で赤ちゃんを産みました。
ゆうれいになったお母さんは、お墓に入っていた冥土への旅費の六文銭から、毎日飴を買いに行き、それで赤ちゃんを育てたのでした。
毎日買いにくるので、不思議に思った飴やの主人が後をつけていき、赤ちゃんを見つけ、引き取って育てたという話です。
このお話からは、ゆうれいになったお母さんの「なんとしても我が子の命を守りたい」と思う、母性を越えた執念が感じられます。
このお母さんは、文字通り死んでも死にきれず、あきらめなかったわけです。
飴はいっぺんに買うこともできたはずですが、なぜ毎晩1個ずつ買いに行ったか考えると、これは、できるだけ相手に自分を印象づけて「なんだろう?」と思ってもらい、赤ちゃんまでたどり着いてもらおう作戦なのかもしれません。
あせらず今の自分にできることを精一杯できるのも、この長い頭脳線の特徴です。
そして、自分は死んでも命を繋ぎ、赤ちゃんはのちに立派な僧侶になったという話ですから、世の中に役立つ宝を残したという意味では「財運線」がくっきりありそうです。
ちなみに、このお母さんが買いに来たかもしれない飴が、京都にあります。
水木しげるのゲゲゲの鬼太郎の元になった、「墓場の鬼太郎」は、この子育てゆうれいの話をヒントに作られたそうです。
いろいろと現代に「宝」を残してくれた、お母さんです。
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