「裕福な家庭と貧しい家庭の子どもでは、どちらの方が、将来、高学歴でお金持ちになるか?」
という調査があります。
結果、裕福な家庭の子どもの方が、高学歴でお金持ちになる確率が高いそうです。
塾や習い事にも行けるのでそうなりますよね。
しかし、例外もあって、貧しくてもお金持ちになった子もいるのです。
その子たちは、どんなふうに育ったかを調べると、親の接し方に共通点がありました。
それは、
- 子どものいうことを否定しない
- 子どもの話を聞いてあげる
- 子どもの話に共感する
- 子どもと触れ合う
- 能力ではなく、努力をほめる
- 行動を強制しない
ということは、子どもの幸せな将来を願うなら、お金があれば越したことないけけど、それ以外にも親でしか、してあげられないことがあるということです。
ちょうど今日は七夕です。
シングルマザーに育てられた子どもが、七夕の短冊に「おこだでませんように」(怒られませんように)と書いて、周りの大人をハッとさせる絵本をご紹介します。
おこだでませんように 作: くすのき しげのり 絵: 石井 聖岳
ぼくはいつもおこられる。
いえでもがっこうでも…。
きのうもおこられたし、きょうもおこられている。
きっとあしたもおこられるやろ…。
ぼくはどないしたらおこられへんのやろ。
ぼくはどないしたらほめてもらえるのやろ。
ぼくは…「わるいこ」なんやろか…。
ぼくは、しょうがっこうににゅうがくしてからおしえてもらったひらがなで、
たなばたさまにおねがいをかいた。
ひらがなひとつずつ、こころをこめて…。
「おこだでませんように」
子どもが書いた短冊を見て、先生もお母さんも、子どもに「わるいこなんやろか」と思わせてしまったことに猛反省します。
不適切と思われる子どもの行動には理由があるのです。
忙しいと、ついついそこまで考えられなかったりするのですが、そんなのは理由になりません。
子どもを、将来、幸せなお金持ちにしたいのなら、怒る以外に、することがいっぱいあるはずです。
今日は七夕です。
幸せな子ども達がふえますように。