こんにちは、國本ひろみです。
男の子って乗り物派と、戦闘隊派に分かれますね、なぜか。
この本は1959年から、ず~っと「鉄男くん」に愛され続けています。
きかんしゃやえもんは、年寄りの蒸気機関車です。
いつも、大きな駅から駅へと、行き来しています。
ある日、やえもんは、電気機関車に「貧乏汽車」と言われ、「おれは今まで、こんなに長いあいだ働いてきたのに、みんなでおれをばかにする」と、煙のほかにも火の粉を吹きながら、腹をたてました。
なんとその火の粉が、線路わきの田んぼのわらに燃え移って、火事になってしまうのです。
地域住民たちは、たいへん怒り、やえもんは鉄くずにされることになりました。
と、そこへ博物館の人が通りかかり、やえもんを是非ゆずってほしいと言い、珍しい機関車として交通博物館で保存されることとなりました。
※ ※ ※ ※
さて、もしも、このやえもんの手相を見たならば・・・
という話です。
お付き合いください^^
もう、ハラハラしました。
「おれは今まで、こんなに長いあいだ働いてきたのに、みんなでおれをばかにする」と、文字通り烈火のごとく怒り、火災発生。
おかげで、あわやスクラップになりかけ・・・
・・・たけど、しかし、博物館に永久就職。
最後には、走らずとも、あなたはただそこにいるだけで、みんなが喜ぶ存在となったのですね。
では手相を拝見。
まあ、思った通りの運命線。
まっすぐの運命線は、最初は中指に向かい、自分が決めた自分が満足のいく人生の歩み方でした。
しかし、晩年乗り変わった運命線は、人差し指側に向かっています。
これは、社会的地位と名声を伴う生き方をする、という意味です。
博物館に運ばれたやえもんさんは、全蒸気機関車の代表となりました。
貴重な資料として、未来にその存在を伝え、今日も、あなたを見に、多くの人が館を訪れます。
そして、あなたを見ると、遠い故郷や、遠いあの日を思い出す人もいるでしょう。
瞬時にあの場所、あの時に、旅をさせてあげられるあなたは、ある意味生涯現役ですね。
どうぞ胸張って、これからもがんばってください^^