こんにちは、國本ひろみです。
UMIでは、相手の問題と、自分を切り離すことを学びます。
それは、相手のことを尊重したり、相手の能力を信じるためです。
また、自分にとっては、他人軸に振り回されなくなるので、
本当の自分の使命を生きることに繋がるのです。
これは、宇宙の法則なので、
先人たちも同じようなことを言っています。
アドラーは、これを「課題の分離」と言いました。
たとえば、親子の場合、
子どもから頼まれもしないのに、親が子どもの課題に介入していけば、
子どもの成長する機会を奪うことになって
しまいには「お母さんがやってくれるわ~」と、親に依存し、
失敗したら、「お母さんが言ったから」と
自分で責任を取らなくなることだってあるでしょう。
それに不必要な手伝いをしていると、
お母さんは忙しくなるばかりです。
すると、お母さんは悩みます。
あー時間がない!
あーこの子はなんでも人のせいにする!
あーもっと自主性をもってほしい!
・・・どっちやねん(-_-;)
だから、「課題の分離」を勧めるわけです。
それから、分離といえば、フレデリック・S・パールズの、この詩もわかりやすい。
「ゲシュタルトの祈り」
私は私のことをする、あなたはあなたのことをする。
私はあなたのために生きているわけではないし、 あなたも私のために生きているわけではない。
あなたはあなた、私は私。
もしも、お互い出会うことができたら、それはすばらしいこと
もし出会えなくても、それはしかたのないこと。
私はこの詩をはじめて読んだとき
ちょっと寂しさを感じました。
私はあなたのために生きているわけではないし、
あなたも私のために生きているわけではない。
そ、そりゃそうなんだけど・・・って。
そしたら、パールズの弟子のタブスが
こんなアンサーソングを書いたのを見つけて、
ちょっとホっとしました^^
「パールズを超えて」
私は私のことをする。
あなたはあなたのことをする。
もしそれだけならば、お互いの絆も、私たち自身も失うことになる。
私がこの世に存在するのは、あなたの期待に応えるためではない。
しかし、私がこの世に存在するのは、
あなたが、かけがえのない存在であることを認めるためであり、
そして私も、あなたから、
かけがえのない存在だと認めてもらうためである。
お互いの心がふれあったときに初めて、
私たちは本当の自分になれる。
私たちの心のふれあいが失われてしまえば、
私たちは自分を完全に見失ってしまう。
私と、あなたとの出会いは、偶然ではない。
積極的に求めるから、あなたと出会い、心がふれあう。
心のふれあいは、成り行きまかせではない、
自分から求めていったところにある。
全ての始まりは私に委ねられていて、そして一人では完結しない。
本当のことは全て、私とあなたとのふれあいの中にあるものだから。
切り離すのは、
実はお互いが、かけがいのない存在だと認め合うためなのですね。
そしてそこで見つかるのが、やっぱり「愛」です。
アドラー、ゲシュタルト、ユング・・・
たくさんの心理学や哲学など、人を導く学びは数多くあります。
UMIも、その一つです。
もしも、UMIで、お互い出会うことができたら、それはすばらしいこと。
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