「承認欲求」というものは誰にでもあり、人から認めてもらったり、褒めてもらえると、普通に嬉しいものです。
しかし、中には「認めてほしい」欲求が強い人がいます。
「人から認めて欲しい」と強く思う人は、ベースには「人から認めてもらえない」が気持ちがあるので、「私は人から認められているだろうか」と、常に他者の是非を問いたがります。
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たとえば、UMIの卒業生Mちゃんは、「誰かの役に立ってる、必要とされている」と感じることで、自分の居場所ができると思い込んでいました。
つまり、「誰かの役に立たないと自分を認められない」「誰かの役に立たないと存在してはいけいない」と、思い込んでいたのです。
自分以外の誰かに認められないと自分に対する価値を見失い、自分で自分を認めることができなかったという訳です。
「嫁としてしっかりヤリクリしないとダメ」「親としてしっかり躾けをしないとダメ」そう思いながら、一生懸命に日々を過ごしていました。
長男が3歳ぐらいのときに、お友達が、彼の持っているお菓子を欲しがったそうです。
長男くんは、ちょっとだけ分けてあげてました。
するとそれを見ていたお義母さんから、「ちょっとだけだなんて、優しさが足りない、それに、よその子と比べて落ち着きがない、これはあなたが保育園に預けて仕事しているからだ。ちゃんと面倒を見ていないのが悪い」と言われてしまいました。
Mちゃんは、自分の子育てを否定されたように思い、腹を立てましたが、すぐに「私がだめな母だと思われているようで、嫁としても認めてもらえていないように感じて、悲しい。悔しい。情けない。」という気持ちになりました。
しかし、UMIマスターコースで学んでいくうちに、
- 人から認めて欲しいと思い続けることが、どこまでいっても、誰からも認められない現実を引き寄せ、
- 誰かの役に立たないと居場所がないと思い続けることが身近に「困ったちゃん(怖い姑・手のかかる子ども・頼りにならない夫)」を引き寄せる
ことがわかってきました。
このような考え方はMちゃんにとってははじめてのことで、すぐには理解しがたいことでしたが、思い返すと、そういう思考と行動は幼少期からずっと続いていました。
Mちゃんのお父さんは、彼女が小さいときから病気がちでした。
代わりに、忙しく立ち居振舞うお母さんを見ていたので、自分もいい子でがんばり続けたけど、お父さんの病気は一向によくならなかったのです。
頑張っても頑張っても報われないけど、頑張るしかない。
ここで暮らすならば、頑張るしかないと思っていたのでした。
しかし、お父さんの病気が治らないのは、Mちゃんのせいではないし、誰も彼女のことを責めてはいないし、ましてや「出ていけ」などとも言われたことがありません。
それどころか、彼女は御両親にとても可愛がられて、愛されて育ちました。
だんだんと心が満たされ、自分の思い込み(頑張らないと居場所がなくなる)が変わると、周りも変わってきました。
怖いだけの存在だったお義母さんには、怯えることなく、対等にフツーに話せるようになったので、嫌味も言われません。
子育てに余裕が出てきたので、怒ることが減りました。
頼りにならない夫ではなく、頼りにしていない妻だったので、その思いを改めると、関係性もよくなりました。
もっと早くUMIに出会えてたら、こんなに長く苦しむことはなかったのにと思い涙が止まりません。
そんな長い期間の苦しい思いも、今UMIを学ぶ事を選んでいる自分のために必要な事だったのかもしれないと考えるようになってきました。
毎日それぞれが自分らしくいられる家族の形をもっともっと作っていきます。
頑張っても頑張ってもダメなのは、頑張りが足りないのではなく、頑張る方向性が間違っているからです。
アインシュタインは「問題は発生したのと同じ次元では解決できない」と言いましたが、ほんの少し考え方をずらすだけで、違う「次元」からものが見え、解決に繋がります。
頑張っても頑張っても、なんだか上手くいかない人は、ぜひUMIで、肩の力の抜き方を学びにきてください。
あたならしさを発揮し、家族みんなも幸せになる方法が見つかります。