「ますかけ線(ひらがなの「て」のような線)」とは、頭脳線(考え方)と感情線(気持ちの動き)が一本になっている手相で、「ますかけ線」を持つ人は、頭で思っていることと行動が一致している人になります。
つまり、嘘がつけないとても正直な人が持っている線なのです。
産まれてきたお子さんが「ますかけ線」の手相だったYさんのお話をご紹介します。
Yさんは3人のお子さんのお母さんですが、3人目のお子さんが未熟児として産まれ「子どもを未熟児で生んでしまい、自分を責めていました」と話してくれました。
3人目のお子さんは、少し小さめですが元気な男の子です。
子どもが小さく生まれたのは、決してお母さんが悪い訳ではありません。ですが、Yさんはどうしても自分を責めずにはいられませんでした。
Yさんには何かが起こると自分を責める「責め癖」がありました。
どうしてYさんに「責め癖」がついたのかと言えば、Yさんは以下のような考えを持っていたのです。
- 可哀想な人は、最高に愛してもらえる
- いつも積極的で元気で笑顔でいなければいけない
- 笑顔以外何のとりえもない
- 笑顔でいないと存在価値無し
自分には価値がないため、周りに迷惑をかけないように行動することを自分に課していました。
周りに迷惑をかけないように、
- 緊張していても人前では平気な振りする
- 怒っていても器の広い人間だと思われるために笑顔でいる
- 疲れて傷ついていても「私は一人で大丈夫」と周りを頼らない
- 「私は頭がいい人間ですよ」と周りに思われるような言動をする
ですが、どんなに頑張っても上手くいかず、生きづらさを感じながらの子育ては、Yさんにとって、とても辛いものだったそうです。
そして3人目の赤ちゃんが未熟児だったことで「私のせいで」と、また責め癖がでてしまったのです。
「赤ちゃんが小さいのは、妊娠中、私が〇〇してなかったからかな。〇〇しちゃったからかな。」と、自分の行動を責める彼女に、助産師さんは「胎盤も小さめだったから、赤ちゃんも小さめなんだったんだよ。」と言ってくれました。
助産師さんの言葉を聞いたYちゃんは、「なんで胎盤小さいの?私のせいで?」とまた自分を責めたそうです。
すると助産師さんは、「胎盤の大きさは赤ちゃんが決めるんだよ。だからお母さんが何をしたって大きくできないんだよ。」と言いました。
助産師さんの言葉で、Yさんは産まれてきた子供が、実は双子で産まれてくる予定だったことを思い出しました。
二卵性の場合、せまいお腹の中で赤ちゃんのお部屋が二つになるため、ひとりあたりの胎盤は小さくなります。
「胎盤が小さいから小さく産まれた赤ちゃんは、お空に帰ったきょうだいのことを、家族がずっと覚えてられるように記憶に残る産まれ方をしてきたんだ。」と思い、救われる気持ちになったそうです。
胸の上に小さなわが子を抱きながら「そうだ。この子は私を悲しませにわざわざ産まれて来たんじゃない。大切なのは、私のせいかどうかってことじゃなくてこれからこの子が元気に育っていくことなんだ。」と、気持ちを切り替えることができたのです。
さらに、赤ちゃんの手相を拝見すると、家族の中の誰も持っていない「ますかけ線(ひらがなの「て」のような線)」を持っていました。
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記事の冒頭でも説明したように、「ますかけ線」を持つ人は、本音と建て前が一致しています。
つまり、嘘がつけないとても正直な子どもなのです。
「ますかけ線」の手相を持つ子どもは、ありのままの、自分が選んだ生まれ方や生き方をすることで、周りに色んな気づきを与えるすごい子でもあります。
Yさんちにやってきたこの子は「天馬くん」と名付けられました。
大物になりそうな予感です!
「手相」はどの育児書にも書いていない、その子だけの育て方バイブルなので、子育てのヒントがたくさん隠されています。
子どもさんの手相やあなたの手相から、あなたとお子さんに合った育て方のヒントがもらえるので、お母さんが自分を責めてしんどくなる前に、子育てに煮詰まってしまう前に、いつでもご相談ください。