自閉症の子どもの手相

手相って変わるから、

子どものうちに見ても一緒でしょ？

と思われるかもしれませんが、

もし子育てに悩んでいるのなら

「今」の状態が必要ですよね。

だから、今の手相を見ることで

悩みの解決方法があるんですよ。

それから、障害やグレーゾーンのお子さんのお母さんは

子どもが何を考えているのだろう？

と、とても悩まれます。

2年ほど前に、あるお母さんから鑑定ご依頼いただきました。

まったく勉強をしない小学2年生の息子さんに困っていらっしゃったのですが、
 

この子は、ただの勉強ぎらいではなく、

自閉症スペクトラム障害がありました。

じっと机に向かうことに興味がないため、

お母さんは焦りました。

「集団行動が苦手なのは、

私も同じなので気持ちはよく分かる。

しかし、だからこそ人に頼らない生き方を選び、

勉強も頑張れたけれど、

この子にはそれができない。

どうしたらよいのだろう・・」と、ご心配でした。

彼の手相を見ると、

「他人に助けられて、協力を得て共に成長していく運命線」

というのが見つかりました。

そのことを伝えると、とても安心されました。

あれから2年。

彼を助けてくれる人はたくさんいました。

担任の先生は、

言葉より手が先に出ていた彼の気持ちを分かろうとし、

根気よく話を聞こうとしてくれました。

プログラミングの先生は、

彼のワクワクした気持ちを形にすることを教えてくれました。

結果、机に向かう時間が増え、

やりたくないこともやろうとするし、

「先生のおかげで〇〇ができるようになった」と、

周りの人へ感謝の気持ちを言葉にするようになりました。

頭ごなしに怒り、指示命令するのではなく、

尊重してもらえたことで彼の心が育ったのです。

できない子と見るのではなく、

できる子だという意識で関わることで、

彼の中の可能性は引き出されました。

できないと思うと立ち止まり、

できると思えると出口は必ず見つかります。

不思議なものです。

手相には、そのようなヒントが隠されています。

また、ときには行動を起こすきっかけを作ってくれます。

お母さんが、

苦手だった、人を頼り信じるということをしたときに

未来が変わりました。

2年ぶりに見た彼の「運命線」は濃くなり、

自信を持って力強く人生を生きる姿を見る思いです。