こんにちは、國本ひろみです。
現在大学生の子どもが3歳のときに
ママ友と一緒に、
ボランティア団体「にこにこ劇場こうべママ」というのを作りました。
「子どもが喜びそうな人形劇や読み聞かせ、
どこかでやってないかなあ?」
と思って探していたけれど、
「あ、自分でしたらいいんだ!!」と
そんなノリではじめて、早や15年!!!
コロナ禍でも、続けています。
子どもが小学校に上がると
お母さんたちはフルタイムで働きだしたり、
旦那さんの転勤で引っ越したり、
親の介護をするようになったり、
または自分が更年期障害とか、病気したり
という中で、
同じ仲間がずーーっと一緒というのは、
珍しいと思いません?
実は「こうべママ」の仲間は一芸に秀でている人ばかりです。
そういう人を集めたわけではないけれど
たまたま、
元デザイナーとか、ピアノ講師とか、社会人楽団でフルート吹いていたとか・・・
つまりは自分のやりたいことを
しっかり突き詰めたみんなは
お母さんになっても、
自分が楽しむことに貪欲な気がします。
でね、
4年前に旦那さんの転勤でベトナムに行ってたみおちゃんが、
このたび、無事に帰国することができ、
お帰りなさい会を開いたのです。
お料理は、もちろんシェフの旦那さんにまかせました^^
昼飲みしながら、
チョー楽しい!!!
というわけでここからが本題!!
「ベトナムでの子育てで、あやうく子どもを死なせそうになった話」を、聞きました。
聞かせてくれたのは、
はじめてのベトナムで、
旦那さんがお仕事に奮闘している間
子育てや家事に一生懸命に頑張ったみおちゃん。
彼女は、中1男の子と、小2の女の子のママです。
ベトナムの言葉はわからないし、
風習も何もわからないし、
お手伝いさんは平気でお金を盗むし、
子どもを一人で遊びに行かせられないような
治安の悪さに怯え、
それはそれは大変だったそうです。
(イメージ画像)
その中でも、下の子が夜中に痙攣を起こした話は
怖すぎました。。。。
真夜中に、あれ?なんかベッドが揺れているなと思ったら
隣で当時5歳の娘ちゃんが痙攣をおこして
手足をガクガクさせていたそうです!
慌てて電気をつけると、
顔は紫色でチアノーゼを起こしていました!
「え????
なに???
このままやったら死ぬやん!!!!!」
パニックになりながらも、
これは何かのどに詰まっているかもしれないと思ったみおちゃんは、
娘ちゃんの口をこじ開けようとしますが
痙攣している子は思いっきり歯を食いしばるので
なかなか開きません!
それでも無理やりこじあけると
すぐに嘔吐し、
顔色は元に戻り、なんとか事なきを得たそうです。
よかったーーー!!
で、救急車は呼ばなかったの?と聞くと
「ベトナムは、救急車があってないようなものだもん!!」
だそうです。
まじっ!?
有料だし、道路はいつも混んでるし、
ちゃんと機能していないんだそうです。
怖いよーーー!!!
まもなく一時帰国し、日本で精密検査を受けると
「てんかん」だとわかりました。
今後も発症する可能性があるけれど
それが1週間後か
1か月後か、1年後か、5年、10年後かもしれなくて
あいまいだという。
もしものことを考えると
このままベトナムに戻ることは
リスクが高すぎます。
救急車もなく、
インターナショナル病院であっても、
通訳が必要だし、不安感120%!
なので、日本にこのまま留まろうとしたら
上のお兄ちゃんが
やっと慣れたハノイの学校を卒業したいと猛反対!
みおちゃんは
「妹はどうなってもいいのか!!!!!」
と怒鳴り、そりゃあもう大変だったそうです(涙)
お兄ちゃんが、最初の頃苦労したのを聞いてたので
複雑です。。。
で、結局、ベトナムに戻り、
いつ起きるかわからない発作に備え
みおちゃんは、2カ月間
娘ちゃんの送り迎えと
教室でも横に座って
ずーーっと副担任みたいなことをしていたそうです。
お疲れ様!!!!
みおちゃん!!!
発作は、幸いあれ以来起きることはありませんでしたが
いま、日本に帰ってきて
日本の医療体制に涙が出るほど、
ありがたいと感じているんですって!
息子くんも、帰国後食べた「王将」のギョーザに大粒の涙をこぼしたそうです!!
外国に行くと、当たり前のことが、
当たり前ではなくなります。
正しいと思っていたことは覆され
価値基準が崩壊します。
そんなときこそ
はっきりと、
何が自分にとって大切なのかが
がわかるのだと思います。
怖い思いもしたけど
もちろん、楽しいこともいっぱいあったみたい。
ベトナム在住日本のこども達に読み聞かせしたり
↓↓
アオザイを作ったり
↓↓
やっぱり、楽しむことを忘れてない^ ^
それに、家族で旅行に色々行けたのが一番の思い出になったそうです!
きっと、それぞれが、自分の役割を果たすために
命がけで頑張った3年8か月だったに違いありません。
みおちゃん、
ほんとうに、よくぞ無事に帰ってきてくれてありがとう!!
お帰りなさい!!
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