こんにちは、國本ひろみです。
主人公の少年は、“いちごのショートケーキ”を見に、毎日のように町のお菓子屋さんに足を運んでいた。
買うのではなく、ただ見るだけの日々。
ケーキ屋のおばさんは不思議に思いながらも、そんな少年を見守りつづけていた。
ある日、なけなしのお小遣いを握りしめ、少年は満を持して念願のいちごのショートケーキを買いに行く。
それは、だいじな人を守るための、少年の一途な想いと決意にあった……。 (冨山房HPより)
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少年は、毎日ケーキ屋さんに行って、ケースの中のいちごのショートケーキをね、ただじーーっと見て帰るんです。
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少年は、毎日ケーキ屋さんに行って、ケースの中のいちごのショートケーキをね、ただじーーっと見て帰るんです。
昭和40年代の東京の下町では、いちごがのったショートケーキはまだまだめずらしく、上等品です。
お店のおばさんは思いました。
「あの子、そんなにケーキを見るのが好きなのかしら?」
「それとも、食べたいけど、買ってもらえないのかしら?」
「お父さんやお母さんはどうしているのかしら?」
少年が通い出して2週間ほどたったある日、
おばさんは、冷えたカルピスとお店には出せないショートケーキの切り落としをあげました。
すると少年は、カルピスだけ飲んで、お店を出て行ったのです。
「どうしたことでしょう?」
おばさんは、余計なことをしたんじゃないか、傷つけたんじゃないかと落ち着かない気持ちになりました。
きっとね、
私も同じようなことすると思います。
毎日毎日、ただケーキを見に来るだけの少年に、何がしたいんだろう?
その目的がわからないので、こちら側が想像して、よかれと思うことをしてあげたくなります。
で、的外れなことして勝手に落ち込んだり、場合によっては怒ったり、ね(-_-;)
で、的外れなことして勝手に落ち込んだり、場合によっては怒ったり、ね(-_-;)
さて、この少年がなぜ毎日ケーキを見に行ったかというと・・・
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ケーキがなくなったら困るので、毎日見張りに行ってたのです。
ええ!?毎日作ってるって知らなかったのーー!?
でも、なんでそこまで一生懸命になってるの?
ええ!?毎日作ってるって知らなかったのーー!?
でも、なんでそこまで一生懸命になってるの?
お父さんの「やくどし」の誕生日に、お兄ちゃんとお金を貯めていちごのショートケーキをプレゼントしようと決めたから。
「やくどし」って何か知ってるの?
お兄ちゃんの友達のお父さんが、「やくどし」の誕生日の年は、病気やケガをしやすいって教えてくれたから。
もうすぐ、お父さんは病気になるかもしれない・・・
仕事中に大けがをしてしまうかもしれない・・・
だから、お父さんが苦しまないように、なんとかしたい!
悪いことをおっぱらうために、いちごのショートケーキに42本のローソクを立ててお祝いしたいから!!
悪いことをおっぱらうために、いちごのショートケーキに42本のローソクを立ててお祝いしたいから!!
なのですーーー!!
そういうんじゃないんです。
大好きな大好きなお父さんのために、
大好きな大好きなお父さんのために、
「やくどし」をおっぱらいたいんです!!
一途な少年の手相は、きっとこういうの。
感情線が、人差し指と中指の間まで伸びています。
子どもの心、親知らず。
いえ、「手相」ならわかりますよ。
子どもの「そこ!?」がわかる「子ども手相メール鑑定書」
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子どもの心に寄り添うための「子ども手相メール鑑定書」
お一人様 または、ご家族皆さんの手相をみます。
【UMIマスターコース】
次回8期の募集は5月末、開講は7月です。